ノマドに冬用ホイールを新調すると、交換したその日から純正ホイール付きの夏タイヤが4本、家に戻ってきます。ガレージの壁際に収まるか、それとも交換店で預けるか。判断に使う寸法は、ホイールの「15インチ」よりずっと大きくなります。
純正サイズ195/80R15の外径は計算上約69.3cm。 まず、この直径の円を床に一つ置けるかを見てください。そのうえで、ホイールごと外すなら横置き、タイヤだけ外すなら縦置きを軸にすると、買うものが絞れます。
195/80R15の「15」は、物置に入れるタイヤの直径ではない

15インチはリムの直径で、ミリに直すと381mm。タイヤの断面高さは呼び幅195mmの80%で156mmです。上下のゴム部分を加えると、外径の目安は381+156×2=693mmになります。銘柄や装着するリムで実寸は変わります。特にブロックの張り出したA/Tを履いているなら、外したタイヤのいちばん広い部分を測る方が確実です。
物置の戸を開け、床にメジャーを約70cm伸ばしてみてください。そこに置けても、自転車を出すたびにタイヤを動かす配置なら、春までの使い勝手はよくありません。棚板の張り出しと、タイヤを両手で持って通る入口の幅も見ておきます。
冬用ホイールを買った人と、純正ホイールを使い続ける人で置き方が変わる
夏冬それぞれにホイールを用意した人。 戻ってくる4本にはホイールの重さが加わります。ブリヂストンは、接地面の変形を抑えるため、ホイール付きは横置きにし、定期的に上下を入れ替える方法を案内しています。純正サイズ4本の呼び幅の合計は78cm。積み高さの当たりをつける数字で、ホイールの突き出しや敷物を含む実際の高さは現物で確かめます。
同じホイールにタイヤを組み替える人。 外したタイヤはゴムだけになります。タイヤ単体は縦置きを基本に、転倒を防ぎ、定期的に接地箇所を変えます。壁に沿って4本を並べる余地が少ないとき、ここで初めて上下2段のラックが候補になります。
奥行45cmのラックに、直径約69cmのタイヤを置くと?
例えばアイリスオーヤマのカバー付き2段ラックKTL-710Cは、本体が約幅71×奥行45×高さ144cmの4本用。45cmは脚が占める奥行です。タイヤの円は脚の前後に出るので、通路に印をつけるなら、ラックの脚からではなく、タイヤとカバーの外側から測ります。販売元が案内するカバーの寸法は約幅85×奥行73×高さ170cmです。
仮に奥行60cmの棚下なら、脚は入っても純正サイズのタイヤは奥行方向に収まりません。奥行75cmでも、手前が扉ならカバーを外す手と上段を持ち上げる余地が必要です。床にカバー相当の85×73cmの長方形をとり、その状態で扉を最後まで開けると、数字だけでは気づかない干渉を見つけられます。
この型番は、ラックの対応外径・幅を手持ちの4本と照合でき、水平な床に置ける場合の候補です。アイリスプラザの商品説明ではRV用の目安が幅290mm以下・外径675〜805mm。販売ページによって対応範囲の記載に差があるため、サイズ変更車は注文する現品の仕様を優先してください。カバー付きは末尾がCです。
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自宅に置くなら、夏まで日陰になる場所を選ぶ
秋に日陰だった壁際でも、季節が変わると直射日光が当たることがあります。風通しがよく、雨と直射日光を避けられる場所を選び、洗ったタイヤは乾かしてからしまいます。とくにホイールを外すと内側に水が残りやすいので、袋に入れる前に内面まで見ておきましょう。
階段を通って4本を運ぶ必要がある、あるいは自宅では雨を避けられない。こうした条件なら、交換店に預かりを頼む方が暮らしに合います。見積もりでは「195/80R15をホイール付きで4本」「預ける期間」「次回の脱着料込みか」を一緒に伝えてください。半年と年間、保管料だけと交換込みを分けると、同じ条件で比べられます。
まだ冬セットを注文する段階なら、ノマドのスタッドレス購入ガイドで取付費まで確認し、そこに保管費を足すと初年度の予算がまとまります。
自分の置き場所なら、どれを選ぶ?
とにかく失敗したくない人はこれ。 まず交換店に「戻ってくる4本はホイール付きか」を確認。付きなら水平な横置き場所を確保し、単体なら外径と幅を測って縦置きラックを選びます。
予算を抑えたい人はこれ。 ホイール付きで物置に平らな床が空いているなら、手持ちの敷物で床を保護し、自宅保管から。ラック代をかける前に、4本を出し入れする動作まで試します。
いちばん効果を優先する人はこれ。 ガレージの床を空けたいなら、タイヤ単体は上段を活かす2段ラック、ホイール付きで置き場を丸ごと空けたいなら店舗預かり。何本買えるかより、シーズン中に取り戻せる通路幅で決めると納得できます。
